第52回北條五代祭り出陣

北條手作り甲冑隊紹介

城代家老挨拶

 

北條手作り甲冑隊は、戦国時代に五代約100年にわたって関東を支配した北条家を偲び、小田原市の観光振興にも寄与するため、歴史愛好家や甲冑好きなどが集まって1998年に設立されました。戦国武者の甲冑を自ら手作りし、小田原市最大のお祭りである北條五代祭り等に参加するほか、各地のお祭りにも招待され、その地の街輿し等のお手伝いなどもさせていただいています。年間出陣回数は、年にもよりすが50~60回から100回を超えることもあります。海外にも出陣しています。

 隊創設間もない2000年には日本ホビー協会から日本ホビー大賞グランプリを受賞しています。また、各地の甲冑隊づくりのお手伝いも多数行ってきました。

 本日は甲冑隊のホームページにアクセスしていただき有り難うございます。マ甲冑を製作してみたい方、甲冑隊に興味をお持ちの方、お祭りなどに甲冑隊を呼んでみたい市町村等の関係者方、何なりとお問い合わせください。

 我々のモットー「作る楽しさ 着るうれしさ 参加して満足」 

                                をご一緒に実践してみませんか。

 

   ・ 代表者 第九代 城代家老 勝又 裕司(令和2年9月15日~)               

  ・ 連絡先 0550-83-1821

  ・E-Mail v-again3776-@ny.thn.ne.jp

  ・本陣 小田原城常盤木門内

 


オーストラリア マンリー市の女子高校生
オーストラリア マンリー市の女子高校生

北條手作り甲冑隊の旗印

 

 北條手作り甲冑隊旗印(モットー)は「作る楽しさ 着るうれしさ 参加して満足」です。戦国時代の武将たちが着用した甲冑を段ボールや、ボール紙で製作します。本物と材料こそ違え、製作過程は古式そのものです。世界に一つのマイ甲冑を完成させた時の喜びは何ものにも代えがたいものがありますが、作るだけではその喜びは一過性です。しばらくする埃をかぶってしまいます。北條手作り甲冑隊では、自分で作った鎧を着用して小田原市最大のお祭り北条五代祭に参加するほか年間5060回に及ぶ出陣があります。年によっては100回を超えることもあります。それが着る喜びです。これらの出陣も工夫を凝らしたもので様々な演出パフォーマンスがあり、あなたもその主役になれます。参加するときっと大きな満足が得られます。

 




北條手作り甲冑隊の歴史

 

北條手作り甲冑隊の歴史は、平成7年に小田原商工会議所青年部の有志が北條五代祭を盛り上げるため手作り甲冑の製作を思い立った時に始まります。といっても、どうすれば甲冑が出来るのか誰も知りません。岐阜に段ボールで鎧を製作している人がいるという話を会員が聞きつけ、早速岐阜に飛び製作指導をお願いしましたが、なかなか承知してもらえず何度もお願いしてやっと承知してもらい小田原にも来ていただき指導を受け、手作り甲冑11領を製作、その年の5月の北條五代祭に参加しました。岐阜の甲冑師は林乙次さんといい、もう亡くなられましたが、社団法人日本甲冑武具保存協会の指定甲冑師であり、岐阜県の卓越技能者でもある本格派の方でした。以来毎年市民のための甲冑教室を開催してきました。その後、平成10年9月甲冑教室出身者を中心に任意団体北條手作り甲冑隊が発足しました。この時以来、小田原商工会議所青年部、小田原市観光課、小田原観光協会、及び当初から甲冑づくりに奔走した青年部メンバーが設立したNPO法人小田原まちづくりネットワークと密接に協力しながら小田原の観光振興、街づくりに努めています。平成15年には小田原市から小田原観光大使に指定されています。現在隊員は130名を超え、規模といい、歴史といい、活動の多彩さといい、おそらく全国の手作り甲冑隊の中では屈指の存在といえます。

活動

 

北條手作り甲冑隊の活動は多岐にわたります。大きく分けて4つ位の分野になります。

一つは門番です。これは、原則として毎年月、5月10月11月の観光シーズンの毎日曜日甲冑隊が小田原城天守閣広場で、観光客の皆さんを甲冑姿でお出迎えし、記念写真撮影に応じています。もちろん無料です。七五三その他お祝い事のグループ等には火縄銃による祝砲のサービスも致します。二つ目は、お祭りなどの出陣です。小田原市最大のお祭りである5月3日の北條五代祭には甲冑隊総出で参加します。毎年9月から開催される甲冑教室で製作したマイ甲冑を着用しての大パレード参加は晴れがましいものです。まさに作る楽しさ、着るうれしさ、必ず参加して満足いただけます。前日の2日には湯本の早雲寺で北条五代の墓前で墓前祭がおこなわれます。4月には川崎駅や新百合ヶ丘駅で五代祭のPR活動をします。この時出会った通行客が甲冑姿に感激して甲冑隊に入隊した例もあります。

お祭りでは、10月の一夜城祭も見逃せません。北条家は豊臣秀吉に敗れておよそ100年の歴史を閉じましたが、秀吉の一夜城の史跡での甲冑隊の演武は見ものです。小田原城大広間の巻、山中城合戦の巻、一夜城の巻の3幕構成で三献の儀あり、殺陣あり、謡ありと盛りだくさんで大好評です。

お祭り等の参加は、小田原市内だけではなく広く関東各地の北条家ゆかりの地域との交流も盛んで、元八王子氏照祭、埼玉県寄居町の寄居北条祭、千葉の大多喜お城まつり、沼津の北条水軍祭、伊豆の国市の頼家公祭り等多彩です。三つ目は、小田原市等の観光振興事業への協力です。お祭りの参加もそうですが、小田原の物産などのPRや、箱根町、真鶴町、湯河原町等との共催による西さがみ観光キャンペーン等に参加して横浜や秋葉原、ソラマチ(スカイツリ―)等に出陣しています。

四つ目は甲冑隊独自の活動です。甲冑姿での花見、お城めぐりなどの研修旅行、忘年会、海外出陣もあります。平成12年にハワイに出陣して以来、17年のサンフランシスコ(桜まつり)、22年のポートランド(ローズフェスティバル)、27年の台湾(ランタンフェスティバル)と5年おきに出陣、大歓迎を受けましたが、5年にこだわらず2~3年おきでもいいのではないかとの強い要望がありましたので、今年は甲冑隊創立20周年でもあることから、それを記念してカナダ・バンクーバ(さくら祭りジャパンフェア)に出陣(30年4月13日~18日)しました。また、最近では甲冑隊のフォーマンス充実のため殺陣の教室を開催しています。海外出陣や殺陣の練習風景などはトピックスをご覧ください。(T.I記)

 

*日々の活動状況は「出陣」をクリックして下さい。

 最近の出陣実績や今後の予定が出ています。

甲冑教室

 

北條手作り甲冑隊に入隊するには条件が一つあります。それはマイ甲冑を手作りすることです。

既製品を買って来ても入隊できません。といっても最初から自分で手作りは出来ませんから、甲冑教室を開いて指導します。甲冑教室はNPO法人小田原まちづくりネットワークが毎年9月に開講し、製作家老を中心に甲冑隊員が講師として毎月2回、日曜日の午後に懇切に指導します。そして3月までに完成させます。出来上がったら4月に卒業式があり、5月3日には五代祭にマイ甲冑を着て出陣します。甲冑教室の募集は毎年春頃から始まります。申込先はこのホームページに出ています。よくあるご質問の4をご覧ください。

 

兜を製作中
兜を製作中
ある日の甲冑教室風景
ある日の甲冑教室風景
完成すると卒業式
完成すると卒業式

 

 

旅行読売に登場

 

旅行読売の平成30年11月号は「美しき城へ」特集で全国で12の名城が紹介されました。その中で小田原城と山中城も姫路城・竹田城、名古屋城、岩村城、鶴ケ城、安土城・八幡山城、越前大野城、三原城、唐津城等と並んで取り上げられました。小田原城・山中城の紹介は6ページに及び、姫路城・竹田城と並ぶ最大のページ数です。北條手作り甲冑隊も小田原城天守閣をバックに大きく取り上げられています。

北條手作り甲冑隊の面々 旅行読売出版社提供 齋藤雄輝氏撮影 転載不可
北條手作り甲冑隊の面々 旅行読売出版社提供 齋藤雄輝氏撮影 転載不可